脱毛を決意してサロンやクリニックを調べるうちに、「よく分からない!!」と迷宮入りしていませんか?
こちらとしては「毛がなくなれば良い」だけなのですが、サイトを見れば見るほどこんがらがってきます。分かるようで分かりにくい脱毛の世界。エステサロンをしていたときも、お客様に相談されることが度々ありました。
脱毛情報を見るときは、脱毛の種類に分けて考えるのが大きなポイントです。
脱毛迷子になってしまった方たちに向けて、エステ業界歴10年の私が「脱毛の種類」「おすすめの脱毛」を解説します。どの脱毛を選べば良いのか分かりますので、ぜひ最後までお読みください。
(「おすすめ」は、筆者の体験に基づく独断と偏見によるおすすめです。)
「脱毛の種類」を選ぶときのチェックポイント
たくさんある脱毛店。違いが分からず、「安いから」という理由だけで選んでしまいがちです。しかし、それは後悔の元かもしれません。
脱毛方法にはいくつか種類があり、それぞれ効果の現れ方に差があります。まず検討すべきなのは、「脱毛の種類」です。
脱毛の種類を比較するときは、次の4項目に注目すると違いが分かりやすいでしょう。
- 毛が再生するか?
- 部位(毛質)に合っているか?
- 痛みはあるか?
- 脱毛完了までどれくらいの期間かかるか?
これを踏まえて、脱毛の種類を解説します。
脱毛の種類は3つある
脱毛の種類は、大きく分けると3種類あります。
- 美容電気脱毛
- レーザー脱毛(医療脱毛クリニック)
- 光脱毛(エステサロン)
それぞれ特徴や受けられる場所が違います。この違いが分からないと、脱毛店選びはカオスです。結局どこも選べずカミソリで自己処理を続ける…なんてことになりかねません。
先ほどお伝えした4つのチェックポイントも踏まえながら、詳しくご紹介します。
脱毛の種類①美容電気脱毛
まずは、美容電気脱毛。
美容電気脱毛は、毛穴に針のような細い器具を入れこみ、電気刺激で毛根を処理する方法です。永久脱毛効果が期待できます。
ちなみに、勘違いしている人が多いのですが、脱毛は基本的にどれも完全な永久脱毛ではありません。唯一、美容電気脱毛は、処理した毛穴からはほぼ再生してこないと考えて大丈夫です。
毛の一本一本に電気を通すので、再生しづらいですが、根気がいります。そして、痛いです。完了までかなり期間もかかりますが、終了してしまうとめちゃくちゃ楽です。
どのくらいの期間が必要かは、処理する毛の本数によるため、個人差があります。分かりやすく言うと、「毛深いと時間もお金もかかる」。世知辛いですね。
お金も時間もかかるので、美容電気脱毛は、部分的に取り入れるのをおすすめします。
私の話で恐縮ですが、ワキだけは二度と生えてほしくなかったので美容電気脱毛で処理しました。20年経過しましたが、再生しません。両ワキに50万くらいかけました。
ええ、他の方法だったら、全身脱毛ができる料金ですよ。
それでも、ワキ毛を気にしなくていい人生はとても楽でして、「ワキの美容電気脱毛」は、「良い買い物ナンバー1」の座に輝いています。
そんな永久脱毛が叶う美容電気脱毛ですが、受けられる場所が限られています。TBCです。
ちなみに、痛みが気になる方にどんな痛みか表現すると、「毛穴の中を輪ゴムで弾かれたような痛み」です。私は平気でしたが、隣の部屋で唸ってる声がよく聞こえてきてました。
脱毛の種類②レーザー脱毛
次に、レーザー脱毛について解説します。
レーザー脱毛は、医療脱毛クリニックで受けられる方法です。病院ですが、脱毛専門クリニックも増えて、外観や院内はエステとほとんど変わりません。口コミを見る限りでは、対応がエステより事務的なようです。
レーザー脱毛は、運が良ければ永久脱毛になる可能性があります。
美容電気脱毛より確率は下がりますが、後から紹介する光脱毛よりは毛が再生しづらいです。相性があるので、確実ではありませんが、美容電気脱毛よりは料金も安いことが多いので、利用価値はあります。
少し前まで医療脱毛は高価なイメージがあったのですが、今は格安クリニックも増えて、利用ハードルはグンと下がりました。
脱毛が完了するまでの期間は、2年くらいです。
「え?そんなにかかるの??」と思ったかもしれませんが、目立つ太い毛は1年くらいでなくなります。自己処理はスタートから1年で解放されると考えて良いでしょう。
レーザー脱毛のデメリットは、「痛い」ことです。特に、VIOとワキは痛みが強く出るかもしれません。もちろん、個人差あり、痛くない人もいます。美容電気脱毛と比較すると、レーザー脱毛の方が痛みは軽いです。
美容電気脱毛が「毛穴の中を輪ゴムで弾かれたような痛み」なのに対して、レーザー脱毛は「皮膚表面を輪ゴムで弾かれたような痛み」です。どっちにしても、痛い人は痛い。痛みに弱いならちょっと検討が必要かもしれません。
レーザー脱毛は、ワキや脚(ひざ下)、VIOなどの太くてしっかりした毛に向いています。一方、背中や腕、顔などフワフワした細い毛は、効果が出づらいです。産毛に効果があるレーザーもあるので、絶対ダメではありませんが、個人差があるかもしれません。
ちなみに、筆者は、顔をレーザー脱毛したことがありますが、全く効果が出ませんでした。残念。
脱毛の種類③光脱毛
光脱毛は、エステの脱毛店で受けられる方法です。
実は、脱毛選びで混乱する原因がこの「光脱毛」にあります。店舗がたくさんある上に、光脱毛の中でも「脱毛方式」がいくつかあるからなんです。効果や期間は各脱毛方式によって差が生じます。
今回は美容電気脱毛・レーザー脱毛との比較として、「光脱毛」という大枠で、全体的な特徴をお伝えします。
最初に残念なお知らせです。
光脱毛は、毛が再生します。
脱毛効果の持続は、5~10年と考えてください。永久脱毛にはなりません。
「え?じゃあ、光脱毛する意味あるの?」と思ったかもしれませんが、意味はあります!光脱毛は、美容効果が高く、料金が安く、一旦脱毛完了するまでの期間が短いのです。
毛が再生するといっても、脱毛前のようにボーボーにはなりませんから、自己処理でも良いでしょう。自己処理に抵抗があれば、また光を当てればいいだけのことです。
痛みが少ないのも、光脱毛のメリットのひとつ。脱毛方式によっては少し痛みを感じるタイプもありますが、よほど痛みに弱いということでもなければ、痛みの心配はしなくて良いでしょう。
また、毛質を問わず効果が出るのも、光脱毛のメリットです。
光脱毛で脱毛が完了するまでの期間は、1年半くらいが平均的です。中には半年で完了できるタイプもあります。
(先ほどから登場している「脱毛方式のタイプ」については、こちらの記事をご参照ください。)
光脱毛が向いているのは、こんな人です。
- 痛いのがイヤな人
- 料金が気になる人
- うなじや背中などの産毛を脱毛したい人
ちなみに、美容電気脱毛やレーザー脱毛を終えた後、最後の仕上げに光脱毛を数回受けると肌状態がすごく綺麗になります。ちょっと贅沢ですが。
結局、どの脱毛方法がおすすめなの?
「脱毛の種類は分かったけど、結局どの脱毛方法がおすすめなのか知りたい!」という声が聞こえてきそうなので、筆者のおすすめをお伝えします。
部分脱毛なら、組み合わせて利用すべし!
部分的に脱毛したい場合は、部位に合わせて脱毛方法を組み合わせるといいです。
筆者のおすすめを記載します。
- ワキ:美容電気脱毛
- VIO:レーザー脱毛
- ひざ下:光脱毛
- 腕:光脱毛
- 背中:光脱毛
- 顔:光脱毛
部分脱毛をするなら、脱毛部位との相性で選ぶと良いでしょう。
全身脱毛なら光脱毛
部分脱毛は、1~2部位まで。それ以上の組み合わせなら、全身脱毛した方が料金的には安いです。(脱毛業界のナゾ現象。)そのため、全身脱毛する人も増えています。
全身脱毛なら、光脱毛がおすすめです。
光は広範囲に一気に照射するので、全身の施術を受けても疲れません。料金も他の方法と比較して安いです。痛みのストレスもありません。効果は満遍なくあります。
レーザー脱毛で全身脱毛もOK
レーザー脱毛だと、全身を一気に施術するのは厳しく、痛みもあり、効果がまだら…ということになる可能性も否定できず、そうなるとストレスが大きいでしょう。相性が良ければ大きな効果も期待できるので、あなたの価値観次第というところですね。
余裕があるなら美容電気脱毛+光脱毛が最強
美容電気脱毛での全身脱毛は、よほどの大金持ち以外、現実的ではありません。美容電気脱毛と光を組み合わせた全身脱毛なら、かなりおすすめです。TBCは、「美容電気脱毛」と「光脱毛」の組み合わせで全身脱毛プランを作れます。
言っとくけど、この方法が、最強です。(TBCの回し者ではありません。)
それでも、イチオシしないのは、光脱毛やレーザー脱毛で全身脱毛するより、料金が高額になるからです。数年分のボーナスをつぎ込んで「本気の脱毛をするぞ!」という心意気があるなら、激推しできます。ぜひチャレンジしてください。(回し者ではありません。ほんとに。)
まとめ:ツルスベ肌への最初の一歩!3つの脱毛の種類から選ぼう
脱毛方法は、大きく分けると3種類です。まとめます。
- 美容電気脱毛:永久的な脱毛効果が期待できる。高価で時間がかかる。強烈に痛い。部分利用がおすすめ。
- レーザー脱毛:永久脱毛に近い。料金は中くらい。痛い。太い毛への部分利用がおすすめ。
- 光脱毛:永久的な効果は期待できない。安い。痛くない。どんな毛でもOK。全身脱毛におすすめ。
それぞれ、得意・不得意、メリット・デメリットがあります。
可能であれば組み合わせると良いのですが、それも面倒なので、みなさんどれかひとつを選ぶかと思います。
ご存知のように、脱毛は1回で効果があるものではなく回数をかけて効果を出していくものなので、途中で挫折しない方法がベストです。
「痛みの程度」「終了までの期間」「毛の再生を良しとするか」などを基準に、まずは、どの種類の脱毛にするかを選んでください。ツルスベ肌の第一歩です。