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ダイエット中の猛烈な眠気は危険

私が実際に行って、危険だと感じたダイエットをお伝えします。

1年ほど前、カロリーコントロールをしていました。摂取カロリー目安は1000~1300kcal。しかし、欲を出した私。1000kcalを切る日が4日ほど続きました。

そして、ある生理現象に悩まされることになります。

それは、「眠気」です。

尋常ではない眠気に襲われる日々が続きました。長いこと続いた気がしたのですが、手元の記録によると、4日です。地獄のような4日間でした。

ダイエット中の眠気の正体と低カロリーダイエットの危険性についてお話します。

目次

カロリーが低すぎると眠気が起こる

私が襲われた眠気。それは、カロリー不足によって起きたものでした。

最初はどうして眠たいのか原因がさっぱり分からなかったのですが、実家に2日間帰ったとき、その2日間は眠くならなかったことから、カロリーではないかと思い当たったのです。

普通なら「仕事が嫌なだけでは?」と思うところですが、そういうタイプの眠気ではありませんでした。仕事が嫌な眠気は慣れているのですぐ分かります!(おいっ)

体が重たく、思考がストップし、目は開いているのに何も見えていない。コーヒーも紅茶も全く歯が立たない。活動に対して強制的にブレーキをかけられているようでした。

「寒くなったし、冬眠しようとしてるのかな?」なんて呑気に考えましたが、まさに、冬眠状態になろうとしていたのだと思います。

手元の記録を見ると、眠気に襲われていた4日間の摂取カロリーは、それぞれ1019kcal、1093kcal、857kcal、875kcal。明らかに、基礎代謝を下回る摂取カロリーです。

摂取カロリーが不足して、基礎代謝にブレーキがかかったのは明らかです。危うく、クマと一緒に冬眠するところでした。

ボーダーラインは1100kcal

あくまで私個人の話ですが、どうも基礎代謝を維持できるのは、1100kcalがボーダーラインのようです。あれこれ試した結果、1100kcalを上回れば、眠気がきません。

1093kcalだと体験したことのない猛烈な眠気(昨今の天気予報みたい…)がやってきたのに、1131kcalだと眠くならない。

私には1100kcalが絶対必要なエネルギーみたいですが、ここは個人差があると思います。最低限必要な摂取カロリーを知れたのは、ある意味大きな収穫です。

摂取カロリーが大幅にダウンした理由

ダイエットでは、ふつう摂取カロリーを減らすことに苦労すると思うのですが、私は最低ラインを切ってしまうほど摂取カロリーが大幅にダウンしました。

ダイエット中の方なら、むしろ、なんでそんなにカロリーを減らせたのかが気になりませんか?

理由は簡単。オートミールを食べ始めたからです。

朝食はスープにオートミールを入れるだけ。昼と夜はそれに魚か肉、豆腐などのタンパク質、それに野菜を一緒に食べていました。

これで、簡単に1000kcalを切ってしまいます。

ちなみに1000kcalでも、空腹感に苦しむようなことはなく、体感としてはちょうどいい食事量です。

オートミールを白米にすれば、あっさり1400kcalを超えるでしょう。白米を食べると、他にも色々と食べたくなるのですが、オートミールだと腹八分の食事ですごく満足感があります。だから、一日のカロリーが簡単に抑えられる。

カロリーを抑えるより増やすのに苦労するなんて…オートミールおそるべしです。

朝食にタンパク質を摂るとちょうどいい

少しカロリーを増やすには、朝食を変えるのが合理的です。

朝食に100kcal程度のタンパク質を摂ることにしました。豆腐なんかだと、朝でも軽く食べられます。

実は、朝タンパク質を摂ると、一日の代謝がアップして痩せやすい状態になると言われているんです。だから、朝食でオートミールとスープにタンパク質の多い食品をプラスすれば、カロリーも100kcalくらい増えてダイエット効果も高まるという一石二鳥が叶います。

朝食に食べやすいタンパク質は、卵・豆腐・サラダチキン・ハム・チーズあたりでしょうか。

朝からこんなに食べられるなんて…オートミールおそるべしです。

摂取カロリーを抑えすぎるデメリット

ダイエットでは、摂取カロリーのコントロールが必須ですが、だからといって、抑えすぎても意味がありません。摂取カロリーが少なすぎると、体がそのカロリーの範囲でできる活動しかしなくなるからです。

つまり、基礎代謝が低下します。

私はこの基礎代謝が低下する瞬間を「眠気」という形で体験してしまいました。本当に基礎代謝は下がるんだ…。

基礎代謝が低下している状態だと、食事を少し増やしただけでもあっという間にリバウンドする可能性が高いです。これを繰り返すごとに、痩せにくい体質になっていきます。

カロリーコントロールは必要ですが、少なければいいというものでもないというのがダイエットの難しいところですよね。

ダイエット中に猛烈な眠気に襲われたら危険

高い意識でダイエットをすることは素晴らしいです。しかし、摂取カロリーを抑えすぎると、体が活動を停止しようとして眠気を起こすことが、実体験で分かりました。

比喩ではなく、実際に代謝活動をしなくなったらと考えると、ものすごく危険です。

ダイエットでは、やみくもに食事を制限してはいけません。

最低限必要なカロリーは摂りながら、ゆっくり生活習慣を改善していこうと決意を新たにしました。

【後日談 やっぱりリバウンドしたっ!泣】

記事内で言及した通り、摂取カロリーを極端に減らすと、基礎代謝が下がり、太りやすくなります。オートミールの常食をやめた途端に急激に太り始め、あれよあれよという間に、私の体重はこれまでに経験したことのないところまで膨れ上がりました。過去最高のデブです。40歳を過ぎたら、大幅にカロリーを減らして一気に痩せるより、太らない食事量を見極めて、少しずつゆるやかに瘦せる方が、長い目で見て良いと思いました。現在、緩やかなダイエットに切り替えて、ダイエットやり直し中です。

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